水虫はいろいろな場所にできます。検査で診断できますので少しでも疑ったらご相談ください
色々な場所の水虫
白癬菌は足に感染すると水虫(足白癬)と呼ばれます。白癬菌が感染することが一番多いのは足ですが、その他にも爪、手、体、股、頭、顔、ヒゲなどさまざまな場所に感染します。
基本的には足白癬があってそこから体の他の部分にも水虫が感染してしまう場合が多いですが、レスリングや柔道などの接触するスポーツをしている方では、頭部白癬が流行することもあります。
色々な場所の水虫の診断と治療
確定診断には顕微鏡検査か真菌培養検査が必須です。
頭部やヒゲなどの硬い毛の生える毛穴に白癬菌が感染している場合は、塗り薬で治療しようとすると白癬菌が毛穴の奥深くに逃げて治りませんので、飲み薬での治療になります。
その他、カンジダというカビが悪さをする場合もあります。
手足の爪の他、指の間や胸の下やお腹、股関節などの柔らかく皮膚が重なるところで汗が溜まって湿りやすいところなどにカンジダが増えることがあります。皮膚がふやけたように赤くなったり、皮剥けができたり、膿疱といって膿がたまった米粒大くらいのポチポチがでるといった症状で、白癬による症状とは少し違いますが、カビが悪さをしているという点で共通しており症状は似ています。