「粉瘤かもしれない」と思っても、本当に粉瘤とは限りません。
実際には別のできものの場合もあり、炎症の有無によって必要な処置も変わります。
本記事では、川崎たにぐち皮膚科の院長が、クリニックを比較検討中の方に知ってほしい診断と治療方針の考え方をお伝えします。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
2007年に東京大学を卒業後、東京大学医学部附属病院を中心に総合病院やクリニックで一般皮膚科、小児皮膚科、皮膚外科手術、アレルギー、美容皮膚科領域の診療を行ってきました。その経験・知識を活かし、幅広い医療機器を備えて、様々な皮膚のトラブルの助けになれるよう取り組んで参ります。
粉瘤治療でクリニックを選ぶときに大切な3つの視点

粉瘤治療でクリニックを選ぶときは、まず本当に粉瘤かどうかをきちんと判断してもらえるかが大切です。似た見た目のできものもあり、診断によって治療は変わります。
次に、炎症の有無で必要な処置が変わるかも重要です。腫れや痛みがある場合、すぐに摘出するのではなく、切開排膿などを優先することがあります。
さらに、傷跡だけでなく、状態に合った方法でしっかり治療する視点があるかも確認したい点です。
川崎たにぐち皮膚科が粉瘤治療で大切にしていること

当院が粉瘤治療で大切にしていることは、次の3つです。
1.粉瘤かどうか、炎症があるかを丁寧に見極める
当院では、まず本当に粉瘤かどうか、炎症を起こしているかどうかを丁寧に見極めることを大切にしています。患者さまご自身は、粉瘤だと思って来院されることが多いですが、腫瘍の可能性なども常に考えながら診察しています。
また、粉瘤だとしたら炎症を起こしていないかを含め、適切な治療は何かを判断します。診断に応じて治療は変わるため、この判断が非常に重要です。
2.炎症がある場合も、必要に応じて切開排膿まで対応する
少しでも炎症を起こしている場合は、手術は待った方がよく、状況に応じて切開排膿の処置を行います。
ただ、炎症を起こしていても、粉瘤は手術で取り切れると思われている方は多いです。そのため「今回は膿を出すための処置」であることを説明するなど、根治手術と勘違いされないよう気をつけています。
また、どの段階で来院されても、その時点の状態に応じて対応しています。膿がたまっている場合でも当日切開排膿できるため、必要な処置まで含めて治療できる体制を整えています。
3.術式は状態に応じて使い分け、摘出後は病理検査まで確認する
ネットの記事を読んで来院され、できればくり抜き法でやりたいと希望される方が多いです。くり抜き法で対応できるものはくり抜き、難しいものは切除縫縮を選択します。
ただ、小さな傷にこだわるあまり、十分に摘出できなければ意味がありません。主に過去の炎症による癒着の有無や、部位ごとの解剖学的な特性を踏まえて術式を選択しています。癒着がどの程度か微妙な場合は、癒着の有無によって術式が変わるとご説明しています。
さらに、摘出後は病理検査まで確認することが重要です。粉瘤だと思って切除したものが、実は粉瘤ではないということもあり得るからです。
腫れている粉瘤・痛みがある粉瘤への考え方

腫れている粉瘤や痛みがある粉瘤では、切開排膿が必要なのか、切開しなくても炎症が治まるのかをきちんと見極めるよう心がけています。
切開の必要があると判断した場合は先延ばしせず、当日切開排膿しています。膿がたまっている場合、抗菌薬だけでは不十分で、排膿が必要になるためです。
ただし、切開処置は炎症をやわらげるためであり、粉瘤そのものを取りきる根治手術ではありません。その違いもわかりやすくお伝えしながら、治療方針を提案しています。
粉瘤の手術が不安な方へ|診察時に大切にしている配慮

手術自体が初めてで、未知のものに対する不安を感じている方も多いかと思います。
実際によく受けるご質問は「どのくらい痛いのか」「手術時間はどれくらいか」の2つです。個人差はありますが、痛みは主に麻酔時で、手術時間は10分程度です。
また、当日の入浴と飲酒、運動は控えていただく必要があります。術後は創部をガーゼで保護するため、当日は患部を濡らせないことなども、事前にわかりやすくご説明しています。
川崎たにぐち皮膚科の特徴

川崎たにぐち皮膚科は、地域の方が粉瘤や皮膚のできもので困ったときに相談しやすい体制を整えています。JR川崎駅西口から徒歩約3分と通いやすく、粉瘤の日帰り手術にも対応していることが特徴です。
切開排膿まで相談できるクリニックを探して来院される方も多くいます。入院が不要なものであれば、総合病院の外来で行うような治療を当院でも提供したいと考えています。
粉瘤の日帰り手術について詳しく知りたい方は「粉瘤(ふんりゅう)」もあわせてご覧ください。
川崎たにぐち皮膚科の粉瘤治療の流れ

当院でのおおまかな粉瘤治療の流れは、次のとおりです。
- 診察:できものが本当に粉瘤かどうか、炎症があるかどうかを確認
- 状態に応じた処置の提案:手術を行うか、切開排膿などを優先するかを判断
- 術後:抜糸や経過確認に加え、摘出した組織の病理結果についても説明
切開排膿の処置を行った場合は、炎症が落ち着いてからあらためて摘出を検討します。
粉瘤治療の流れを詳しく知りたい方は「粉瘤の手術は必要?治療方法・流れ・傷跡まで皮膚科医が解説」も参考にご覧ください。
粉瘤治療に関するよくある質問

ここでは、粉瘤治療に関して、患者さまからよく寄せられる質問に回答しました。
Q:粉瘤の手術は痛いですか?
個人差はありますが、痛みは主に麻酔時です。手術時間の目安も事前に説明しています。
Q:腫れている粉瘤はその日に取れますか?
膿がたまっていれば、当日切開排膿が必要になることもあります。ただし、これは粉瘤を取り切る手術ではなく、まず膿を出すための処置です。
その後、炎症が落ち着いてから、あらためて摘出を検討します。時期の目安は3か月後以降です。
Q:くり抜き法を希望すれば受けられますか?
ご希望は伺いますが、状態によっては切除縫縮の方が適している場合もあります。きちんと摘出できる方法を選んだ上で、できるだけ傷が少なくなるよう配慮しています。
Q:抜糸や通院はどれくらい必要ですか?
通常の手術では、1〜2週間後に抜糸と病理結果の説明をしています。切開排膿を行った場合は、翌日と1週間後に傷を確認します。
Q:粉瘤かどうかわからない段階でも受診してよいですか?
はい。粉瘤に似たできものもあるため、自己判断せずまずはご相談ください。
粉瘤かどうかわからない段階でも、診察・治療を行っています。
川崎で粉瘤治療をお考えの方は、たにぐち皮膚科へご相談ください

当院では、粉瘤だと思って来院されたできものでも、本当に粉瘤かどうか、炎症があるかどうかを丁寧に見極めます。
炎症がある場合も、必要に応じて切開排膿まで対応しています。
術後は病理検査まで確認し、摘出して終わりにしない治療を大切にしています。川崎で粉瘤や皮膚のできものでお悩みの方は、まずは一度ご相談ください。
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