「今悩んでいる症状は保険適用になる?」「Vビームの保険適用と自由診療の違いは?」など、Vビーム治療に関する疑問を抱えていませんか。

今回は、Vビーム治療の保険適用と自由診療の症状や、保険適用となる症状への効果、治療回数の目安などをご紹介します。

Vビームの保険適用・自由診療となる症状

保険適用となる症状

医師によって「単純性血管腫」「乳児血管腫(いちご状血管腫)」「毛細血管拡張症」と診断された場合に保険適用となり、この症状以外の診断がついた場合は保険適用外となります 1)

単純性血管腫

毛細血管拡張症



自由診療(保険適用外)となる症状

老人性血管腫、ニキビ跡の赤み、傷跡の赤み、酒さ(赤ら顔)、シミ・くすみ、肌のハリ・ツヤ、小じわの改善などでVビームを使用する場合はすべて保険適用外です。

保険適用になるかどうかは医師の診断が必要なため、気になる方は気軽に医師にご相談ください。

 

保険適用となる症状へのVビームの効果

Vビームの595nmのレーザーは、血液中のヘモグロビンを選択的に吸収しやすいことが特徴です。

病変部でヘモグロビンが光エネルギーを短時間に吸収、熱変換して血管が内壁から破壊され、血管が閉塞していきます。繰り返し治療することで病変が目立たなくなります。

単純性血管腫やいちご状血管腫(乳児血管腫)には短いパルス幅が使用され、毛細血管拡張症では長いパルス幅が使用されやすいです3)保険適用となるかどうかの自己診断は難しいため、医師に相談しましょう。

Vビームについて、さらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

治療回数・期間の目安

Vビームを保険適用で受けるときの治療間隔は、3か月です。

  • 単純性血管腫 5回程度
  • 乳児血管腫(いちご状血管腫) 5回程度
  • 毛細血管拡張症 5回程度

経過によっては5回以上の照射が必要となる場合もあります。また、自由診療の場合の施術回数の目安は以下の通りです。

血管の大きさを考慮し、パルス幅や出力など適切な照射条件で照射すれば治療効果が高いとされています 3)

  • 酒さ(赤ら顔)…5~10回以上
  • ニキビ跡の赤み…3回程度
  • 老人性血管腫…1~2回以上
  • 小じわ、肌のハリ・ツヤ…3~5回以上

 

保険適用のVビーム治療と、自由診療のVビーム治療の違い

保険適用のVビーム治療と自由診療のVビーム治療は、次のように症状や治療期間、照射範囲などに違いがあります。

 

保険適用

保険適用外

症状

単純性血管腫
乳児血管腫(いちご状血管腫)
毛細血管拡張症

酒さ(赤ら顔)
ニキビ跡の赤み
老人性血管腫
小じわ、肌のハリ・ツヤ 等

治療期間

3ヵ月で1クール

4週間に1回程度

照射範囲

症状のある部位のみ

希望する部位

症状が保険適用になるかどうかは、医師の診断結果に基づきます。

単純性血管腫、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症と診断された場合は保険適用です。それ以外の症状では自由診療となりますが、自由診療では保険上の制限がないため、患者さんのご希望や肌の状態に応じて柔軟な対応ができます。

Vビーム施術の流れ

1.カウンセリング・診察

医師が患部を診察し、患者さん一人ひとりのお肌の状態を確認いたします。

施術の可否や必要性、照射範囲などを決定した後、Vビームの施術内容やリスク、保険適用の有無などをご説明いたします。

2.施術

洗顔やクレンジングで、メイクや肌の汚れを落としていただきます。

ご希望に応じて局所麻酔を行い、レーザーを照射いたします。

照射範囲により異なりますが、5~10分程度で終了します。

3.アフターフォロー

炎症を抑える外用薬を塗布します。

何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

Vビーム治療の料金

Vビーム(赤ら顔・血管腫)

保険診療の場合

保険診療約8,100円~33,000円(税込)
※照射面積で変わります

自費診療の場合

全顔レーザーフェイシャル32,780円(税込)
目元のハリ10,780円(税込)
両頬の赤み赤ら顔、ニキビの赤み21,780円(税込)
鼻の赤み10,780円(税込)
鼻と顎の赤み16,280円(税込)
傷跡の赤み1箇所10,780円(税込)

 

Vビームでの治療が気になる方は川崎たにぐち皮膚科へ

Vビームは血液中のヘモグロビンに反応する波長をもち、赤ら顔やニキビ跡、小じわなどさまざまな症状に効果が期待できます。

また、単純性血管腫、乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管拡張症と診断された場合には保険適用となります。

気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。

川崎たにぐち皮膚科院長 :谷口 隆志 監修

 

Vビームの副作用とリスク

Vビームの施術後の注意点として、主に以下のようなことが考えられます。

  • 肌の赤みや痛みは、通常、数時間~3日程度で改善します。肌の痛みがなかなか引かない場合、患部を保冷剤で冷やすと和らぎます。
  • 施術後は内出血が続くことがありますが、通常1~2週間で治まります。
  • 血液をサラサラにしている薬などを内服している方は、出血しやすい状態となっています。そのため、内出血の症状が強く出る可能性があります。
  • 施術翌日から洗顔やメイク、入浴を行ってください。
  • まれに水ぶくれや紫斑が出ることがあります。
  • 施術後の肌は普段よりも敏感になっています。日焼け止めの塗布や帽子、日傘などを活用して紫外線対策をしてください。

下記に当てはまる方は、施術を受けられない可能性があります。必ず事前に医師へご相談ください。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 光線過敏症の方
  • 重度の皮膚疾患がある方
  • 皮膚の悪性腫瘍、糖尿病、自己免疫疾患の既往歴がある方
  • 金属糸などを挿入している方
  • ヘルペスをもっている方
  • 極度の日焼けをしている方

【参考】

(1)皮膚良性血管病変治療用レーザー装置 VbeamⅡ 添付文書https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiDetail/ResultDataSetPDF/230238_22800BZX00358000_A_01_03

(2)VbeamⅡ 皮膚良性血管病変治療用レーザー装置 パンフレット
https://www.tohoku-kyoritz.jp/jsds38_web_exhibition/pdf/candela04.pdf

(3)岩崎 泰政.赤ら顔を呈す主な皮膚病 毛細血管拡張症・poikiloderma.美容皮膚医学BEAUTY 赤ら顔の治療戦略を考える.医学出版.2024.7(2).32-38