Vビーム(パルス色素レーザー)
パルス色素レーザーは血管の赤みに対するレーザーです。
血液中を流れている赤血球の酸化ヘモグロビンという物質に反応するレーザーを照射することで、赤みの原因となる血管を破壊します。当院は保険承認機器のVビームIIという器械を使用していて、保険承認機器での治療は健康保険適応の病気であれば健康保険を使って治療することができます。
また、血管そのものに対してだけではなく、血管の周りにも熱が加わることでコラーゲンの産生が促されるため、お肌の若返り(肌のハリ、小じわ、毛穴の引き締め)にも効果があります。
赤あざについては検診などで指摘されてレーザー治療があることをご存知という方が多いですが、毛細血管拡張症、小鼻の赤み、頬の赤みについては症状にお困りの方が多く、そもそも治療ができることを知らず諦めていたとおっしゃる方が多いです。そのようなお困りを抱えた方のお力にもなれるかと思います。
保険適応
単純性血管腫
毛細血管拡張症
保険適応外
- ・赤ら顔
- ・鼻が赤くなって気になる方
- ・赤いニキビ跡が気になる方
- ・肌の若返り(レーザーフェイシャル)
- ・目元の小じわ など
照射のイメージ
1. 血管が拡張したり増えていたりすると血管の色が外から見えるため赤く見えます。
2. 血管の中を流れている赤血球の中にあるヘモグロビンに反応するレーザーを照射することで血管を破壊します。(ターゲットが違いますが毛の黒さ・メラニンへの反応を利用して毛包を破壊する脱毛レーザーと同じような原理です)。
3. レーザーを照射して血管が破壊されると赤みが軽減します。あくまで対象は拡張したり増えてしまったりした血管で、正常な血管まで破壊されてなくなってしまうということはありませんのでご安心ください。
治療の目安
赤あざ治療で5回以上、赤ら顔で5回が目安です。毛細血管拡張症については頬については早くて1回、数回程度で効果がはっきりしますが、鼻の部分の毛細血管拡張は頬の血管拡張に比べて回数がかかります。早いと1回の照射で効果を感じられますが、継続して治療を行うことで効果を出していきます。
治療は間隔を1ヶ月間あければ照射ができますが、保険適応で治療する場合には3ヶ月に1回の治療になります。
想定される副作用
- ・皮膚の赤み
- ・むくみ、腫れ
- ・出血斑(内出血)
- ・色素沈着 など
治療を受けられない方
- ・妊娠している方や妊娠している可能性のある方
- ・日焼けをしている方、すぐに日焼けをする予定のある方
- ・皮膚に強い炎症や湿疹がおきている方 など
治療の流れ
① 診察にてレーザー治療が適しているか判断いたします
② メイクをされている場合は洗顔をします(メイク落としは準備してあります)
③ ご希望時麻酔クリームを塗布します(約15分)麻酔を使用されない場合は冷やしながら照射していきます
④ 麻酔の効果が出た頃に照射をします(約5〜10分)
⑤ 炎症を抑えるお薬を塗って終了です
注意事項
*メイクは当日から可能です
*治療中は日焼け止めを塗るなどして紫外線予防をしてください
*照射後次回受診日のお知らせを致します
料金
約8,100円~33,000円 (照射面積で変わります)
全顔(レーザーフェイシャル) | 32,780円 |
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目元のハリ | 10,780円 |
両頬の赤み(赤ら顔、ニキビの赤み) | 21,780円 |
鼻の赤み | 10,780円 |
傷跡の赤み | 1箇所 10,780円 |
※Vビーム治療をご希望の方は、web受付から施術の時間予約をお取りいただけます。
※保険適応の赤あざ、毛細血管拡張のレーザー照射をご希望の方で診察がお済みで無い方は時間予約ではなくまずは当日順番をお取りいただき診察をお受けください。
※料金は税込みです。