ポテンツァによるニキビ跡・クレーター治療とは？

「ニキビが治ったと思ったらニキビ跡が残ってしまった」というような経験はありませんか。

慢性化したニキビや、繰り返しできるニキビの影響で、気になるニキビ跡が残ってしまったときには、自力で治すのが難しくなるかもしれません。

当院ではさまざまなニキビ・ニキビ跡治療をしています。

ここでは代表的なマイクロニードルの施術であるポテンツァを使ったニキビ跡の治し方について紹介します。

ニキビ跡とは

ニキビが治った後、肌に残ってしまうニキビ跡にはさまざまな種類があります。

代表的な症状は「クレーター跡」、「赤み」、「ケロイド」、「色素沈着」です。ここではそれぞれの特徴を紹介します。

＜ニキビ跡の種類と原因＞

クレーター跡

ニキビの炎症が繰り返し起こると、「内側に皮膚が引っ張られる」、「肌細胞が壊されてもともと作られるはずのコラーゲンが減少する」などの理由によってクレーター跡が出るかもしれません。

とくにニキビの炎症によって、皮膚の内側にある真皮層にまで影響が起こったときには、まるで月の表面にあるクレーターのようなデコボコとしたニキビ跡が残ってしまう恐れもあります。

赤み

ニキビの影響で、肌に繰り返し炎症が起こったときには、皮膚の下にある血管が拡張を繰り返すことで肌に赤みが見られるようになるかもしれません。

ケロイド

ケロイドとは、ヤケドの跡に似た見た目をしているニキビ跡です。

ニキビの炎症が続いたときには、炎症によって破壊された肌細胞を修復するための反応が起こります。

このときに肌にとって大切なコラーゲンという成分が過剰に作られてしまったときには、ケロイド跡が残ってしまうのです。

色素沈着

ニキビの炎症から肌細胞を守るために、体はメラニン色素を大量に作ることがあります。

そうなると、ニキビがあった部分に茶色の色素沈着ができてしまうかもしれません。

とくにニキビが起こっているときには、肌のターンオーバーが乱れやすくなるため、ニキビが肌にとどまりやすくなります。

ニキビの症状が長く続いたときや、繰り返しできるニキビの症状があるときには、このようなニキビ跡が残りやすくなります。

ポテンツァとは

ポテンツァは細い針により肌の表面に小さな穴を開け、針先から高周波を照射する施術です。

ポテンツァにはポンピング機能を搭載しているため、各種薬剤を均一に真皮層へ注入できます。

ニキビ跡以外にも毛穴の開き、小ジワ、肌の赤みなどの肌悩みにアプローチする施術です。

＜ポテンツァによるニキビ跡治療が向いている方＞

ニキビ跡の赤みが気になっている方
クレーターのようなニキビ跡が気になっている方
他のニキビ跡治療で効果を実感できなかった方

ポテンツァのニキビ跡治療｜期待できる効果

ポテンツァは「マイクロニードル」や「高周波の熱エネルギー」、「薬剤の注入」によってさまざまな働きが期待できます。

ここではポテンツァを使ったニキビ跡治療で期待できる効果について紹介します。

マイクロニードルで創傷治癒反応を促進

マイクロニードルで肌に細かな穴を開けることにより、創傷治癒反応を促します。

線維芽細胞を活性化させる働きが期待でき、コラーゲンやエラスチンを作られやすくします。

高周波の熱エネルギーで真皮層にアプローチ

ポテンツァは針先から高周波の熱エネルギーを照射できます。

肌の内側にある真皮層に直接熱エネルギーを照射することで、線維芽細胞の活性化、皮脂腺の焼灼作用、血管新生を抑制する作用などの働きが期待できます。

ポンピング機能を使った薬剤の注入

ポテンツァには独自のポンピング機能が搭載されています。

肌に挿入した針を引き抜くと同時に、針にできた穴へと各種薬剤が注入されるため、各種薬剤を真皮層へと均一に注入できるのです。

ポテンツァの施術では、各種薬剤の浸透性を高められるため、期待した効果を実感しやすくなります。

ポテンツァはこのような働きにより、皮膚の浅い部分にあるニキビ跡だけではなく、深い部分にあるクレーター跡にも対応しやすい施術です。

ポテンツァのニキビ跡治療｜効果を実感しやすい回数

ポテンツァは複数回の施術により、期待した効果を実感しやすくなる施術です。

ここでは施術に関して目安となる施術回数や施術頻度、施術時間を紹介します。

（※下記は目安のため、実際には一人ひとりの肌状態やお悩みなどによって異なります。）

効果を実感しやすいタイミング
浅い部分にあるクレーター跡は3～5回、深い部分にあるクレーター跡は5～10回

施術頻度
1か月に1回

施術時間
60～120分

副作用・注意事項等

禁忌

「ポテンツァ」

妊娠中、授乳中の方
心臓ペースメーカーなど埋め込み型医療機器を体内に埋め込んでいる方
歯にブリッジやインプラントが入っている方
治療部位に金属糸、または金属プレートなどを入れている方
局所麻酔薬、抗生物質または、その他の薬に対するアレルギーがある方
血液をサラサラにする薬（抗凝固薬、抗血小板薬など）を飲まれている方
てんかん、糖尿病、糖尿病合併症、自己免疫疾患、皮膚悪性腫瘍を患っている方
皮膚炎、単純ヘルペスが出ている方
金属アレルギー、ケロイド体質の方

副作用

「ポテンツァ」

赤み、腫れ、熱感、カサブタ、内出血、色素沈着など

注意事項等

「ポテンツァ」

施術直後に赤みや乾燥を感じたときには、皮膚の再生を促すためにマスクパックをご使用ください。
施術後1週間は、スクラブ入りの洗顔料やピーリング製品などの使用は控えましょう。
施術後は一時的にニキビができることもあります。
日常的な紫外線対策をオススメします。

料金

ポテンツァは、公的医療保険が適用されない自由診療（自費）です。

＜自由診療＞

初診料	1,100円（税込）
再診料	330円（税込）