ほくろの形や大きさは一つひとつで異なります。
そのため、もしもほくろを除去したいと考えたときには、治療したいほくろの特徴によって、適した治療方法も異なるのです。
ここではほくろ除去後の注意事項として、治療別に目安となるダウンタイムや当院の治療方法、正しいアフターケアを紹介します。
ほくろ除去の治療方法とダウンタイム
ここでは、当院で対応しているほくろ除去の治療方法と、それぞれのダウンタイムについて紹介します。
<ラジオ波メス>
高周波のラジオ波を照射しながら患部をメスで削り取る方法です。
当院ではサージトロンという機種を使用しています。
ラジオ波の働きにより、切除と止血を同時にできるため皮膚に対するダメージを少なくして傷痕が目立ちにくくなるのです。
当院ではほくろの大きさに合わせて切除する範囲を細かく調整しており、主に3~4mm以下の顔にできたほくろに使っています。
目安となるダウンタイム
1~2週間後には傷がふさがり、肌に赤みが残ります。
これは傷を修復するための正常な反応です。
3~6か月かけて、もともとの皮膚の色に戻っていきます。
内出血のような症状が起こるかもしれません。
しかし時間が経過するにつれて自然に治ることがほとんどです。
生活上の注意
施術してから2週間後に再診が必要です。
保護テープの上からであれば、施術当日から洗顔やメイクが可能です。
傷がふさがるまでは、塗り薬と保護テープを継続してください。
<くり抜き法>
パンチのような円形の型抜きを使って皮膚をくり抜く方法です。
直径1~6mmの小さな穴を開けてほくろを除去できるため、出血が少なく、傷口が小さくなります。
対応できるほくろのサイズが限られているため、すべてのほくろに対応できるわけではありません。
また美容の観点から、縫合しない場合もあります。
目安となるダウンタイム
施術後は、患部に赤みや硬さがあらわれるかもしれません。
肌の色は3~6か月かけて、もともとの皮膚の色に戻っていきます。
生活上の注意
縫合した場合には、抜糸のため1週間後に再度来院が必要です。
抜糸のときに傷口の状態を医師が確認してから、問題なければ通常のメイクが可能です。
それまではメイクやスキンケアは患部を避けて使うようにしましょう。
<メスによる切除縫縮>
麻酔薬を使用してから、メスを使って皮膚を葉っぱの形(紡錘形)に切り取る施術です。
この方法では、切除後に皮膚を糸で縫い合わせます。
顔にできた大きなサイズのほくろや、盛り上がった形のほくろ、体にできたほくろなど、ラジオ波メスでは傷痕が残りやすい場合などに使います。
目安となるダウンタイム
施術後は、患部に赤みや硬さがあらわれるかもしれません。
肌の色は3~6か月かけて、もともとの皮膚の色に戻っていきます。
生活上の注意
抜糸のため、施術してから1週間後には再度来院が必要です。
抜糸のときに傷口の状態を医師が確認してから、問題なければ通常のメイクが可能です。
それまではメイクやスキンケアは患部を避けて使うようにしましょう。
1cm以上のほくろを除去したときには、再出血のリスクがあるため、施術当日の飲酒・入浴・激しい運動は避けてください。
飲酒は1~2日後、シャワーは翌日から、激しい運動は抜糸時の状態に問題がなければ可能です。
(※業務上、激しい運動が必要な方は医師までご相談ください。)
当院では、ほくろ除去の日帰り手術をしています。
さらに詳しい内容については、「ほくろ除去手術」をご覧ください。
ほくろ除去後の正しいアフターケア
自己流で誤ったアフターケアは、傷口の治りを遅くして色素沈着などの肌トラブルが起こりやすくなります。
ここではほくろ除去後の正しいアフターケアについて紹介します。
かさぶたは無理にはがさない
施術後にできたかさぶたは、1週間ほどで自然にはがれ落ちます。
無理にはがさないようにしましょう。
日焼け止めを塗る
施術後の傷口は、紫外線の影響で色素沈着を起こしやすい状態です。
日焼け止めを丁寧に塗布して、施術跡が残らないように心がけましょう。
テーピングが必要な場合も
肌の修復状態に合わせて、軟膏の塗布やテーピングが必要なこともあります。
医師の指示を守って傷口を丁寧に保護しましょう。
料金
<ラジオ波メス>
全額自費診療です。
患部のサイズによって料金が異なります。
3mmまで | 10,780円 |
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6mmまで | 16,280円 |
10mmまで | 21,780円 |
(※10mm以上は5mmごとに11,000円の追加料金が必要です)
複数のほくろを同時に施術することも可能ですが、その場合はサイズを合算して料金を計算します。
<くりぬき法>
保険診療が可能です。
3割負担の場合で、約10,000~20,000円です。
<メスによる切除縫縮>
保険診療が可能です。
3割負担の場合で、約10,000~20,000円です。
川崎の皮膚科なら「川崎たにぐち皮膚科」
当院のほくろ除去は、主に「ラジオ波メス」、「くりぬき法」、「メスによる切除縫縮」という3つの方法で治療をしています。
ほくろの大きさや形によっては、対応できる治療方法が限られることもあります。
ほくろ除去後のダウンタイムや日常生活で気になることがあるときには、いつでもご相談ください。
はじめての方は、まずはWeb受付から診察予約をお願いいたします。