シミ取りレーザーを検討する際「治療後の経過はどうなるの?」「いつ頃きれいになるの?」と不安に感じる方は少なくありません。

レーザー治療は、照射後の経過も仕上がりに関わる大切なポイントです。

本記事では、シミ取りレーザーの期間ごとの変化や起こりやすい症状、注意点をわかりやすく解説します。

 

谷口 隆志(たにぐち たかし)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

2007年に東京大学を卒業後、東京大学医学部附属病院を中心に総合病院やクリニックで一般皮膚科、小児皮膚科、皮膚外科手術、アレルギー、美容皮膚科領域の診療を行ってきました。その経験・知識を活かし、幅広い医療機器を備えて、様々な皮膚のトラブルの助けになれるよう取り組んで参ります。

シミ取りレーザー後の経過はどう進む?

シミ取りレーザー後の経過には個人差がありますが、照射直後から数カ月かけて少しずつ変化していくことが一般的です。

治療直後

治療直後は照射部位が赤くなったり、軽いヒリヒリ感を覚えたりすることがあります。レーザーによる刺激で、皮膚に一時的な炎症が起こるためです。

照射したシミの部分が白っぽく浮き出たり、やや濃く見えたりする場合もありますが、多くは一時的な反応です。

翌日〜3日

数日間は、赤みや軽い腫れが続くことがあります。シミの部分には薄いかさぶたが形成され始め、触るとざらつきを感じる場合があります。

この時期は皮膚がとても敏感になっているため、強くこすったり刺激を与えたりしないようにしましょう。

4〜7日

かさぶたが乾いてきて、自然に剥がれていく時期です。

無理に剥がすと色素沈着の原因になることがあるため、自然に取れるのを待ってください。かさぶたが取れたあとは、一時的にピンク色の肌が見えることがあります。

1〜3カ月

かさぶたが取れてシミが薄くなったと感じる一方、炎症の影響によって一時的に色素沈着がみられることがあります。

ただし、多くの場合は時間の経過とともに少しずつ肌色になじんでいきます。[1]

最終的にいつきれいになる?

仕上がりを実感できるまでの期間は、シミの種類や濃さ、肌質によって異なりますが、数週間〜数カ月かけて落ち着くケースが一般的です。

経過に不安がある場合は、医師へ相談しましょう。

シミ取りレーザー後に起こりやすい症状

シミ取りレーザー後は、皮膚の治癒過程の一環として、いくつかの症状がみられることがあります。

代表的なのは照射部位の赤みや、薄いかさぶたができる反応です。

また、一時的にかゆみやヒリヒリとした刺激を覚える場合もあります。

さらに、炎症の影響で色素沈着がみられることもありますが、多くは時間の経過とともに徐々に落ち着きます[2]

シミ取りレーザー後に症状を悪化させないアフターケア

シミ取りレーザー後は、肌が一時的に敏感な状態になります。

当日は肌を強くこすらず、洗顔や入浴、メイクの可否は医師の指示に従いましょう。翌日以降も、かさぶたを無理に剥がしたり、患部を頻繁に触ったりするのは避けてください。

軟膏は医師から指示された期間、自己判断で中止せずに使用しましょう。

当院では、マイクロポアテープを貼付の上から、最初の3日間はリンデロンVG軟膏、以降はゲンタシン軟膏を塗ってもらい、照射から2週間後に再診としています。

また、テープ保護や日焼け止めなどで紫外線を防ぐことは、色素沈着を防ぐうえで重要です。[2]

シミ取りレーザーの種類の違い

シミ取りレーザーには、シミの種類や濃さ、範囲に応じた治療法があります。自分のシミに合った治療を知るために、それぞれの特徴を理解しましょう。

Qスイッチレーザーは、輪郭がはっきりした濃いシミ(老人性色素斑など)をピンポイントで治療したい場合に向いています。

ピコスポットも、Qスイッチレーザーと同様、輪郭がはっきりした濃いシミをピンポイントで治療する方法です。パルス幅(レーザー照射時間)が短いため、シミの状態に応じて使い分けられます。

フォトフェイシャルは、顔全体に点在するシミやくすみに対し、肌全体のトーンを整える目的で用いられることがあります。

どの治療が適しているかは、シミの種類を正しく診断したうえで判断することが大切です。

後悔しないシミ取りレーザー治療の選び方

シミ取りレーザーで後悔しないためには、シミの種類を正しく診断してもらうことが重要です。

シミにはいくつかの種類があり、状態によって適した治療法は異なります。

レーザーの種類だけで判断せず、シミの診断、治療の説明や経過、アフターケアまで丁寧に説明してくれる医師・クリニックを選びましょう。

川崎たにぐち皮膚科で行なっているシミ取りレーザー治療

川崎たにぐち皮膚科では、Qスイッチレーザーを用いたシミ治療を行なっています。Qスイッチレーザーは、メラニン色素に反応するレーザーを用いて、濃いシミをピンポイントで治療したい方に向いています。

シミの種類によっては保険診療が可能な場合もあり、診察時に医師が適応を判断します。状態に応じて照射方法を調整し、適切な治療を提案しています。

Qスイッチレーザーについてくわしく知りたい方は「Qスイッチレーザー(シミ、アザの治療)」をご覧ください。

川崎たにぐち皮膚科のシミ取りレーザー治療の料金

自費診療の場合、5mm以上は5mmごとに5,500円追加され、複数のシミの場合は大きさの合算で料金計算します。

※料金は税込表示です。

保険診療

約6,000円〜12,000円
(照射面積などにより異なる)

自費診療

シミの直径が5mmまで:5,500円

シミ取りレーザーに関するよくある質問

Q:シミ取りレーザーで治療した後、何日できれいになりますか?

個人差はありますが、かさぶたが取れるまでに数日〜1週間程度、その後は数週間〜数カ月かけて少しずつ肌色になじんでいくのが一般的です。

Q:シミ取りレーザー後に、シミが濃くなったり再発したりすることはありますか?

治療後、一時的にシミが濃く見えることや、炎症後色素沈着が生じることがあります。これはレーザー照射による皮膚の炎症反応によるもので、多くの場合は数カ月かけて徐々に薄くなっていきます。

また、紫外線対策やアフターケアが不十分な場合、新たな色素沈着が起こる可能性もあります。そのため、医師の指示に従った外用薬の使用や、日焼け止め・テープ保護などのケアを継続することが大切です。

シミの種類によっては、1回の治療で完全に消えず、追加治療が必要になるケースもあります。経過や仕上がりに不安がある場合は、自己判断せず、必ず医師に相談しましょう。

シミ取りレーザー治療をお考えの方は、川崎たにぐち皮膚科へ

シミ取りレーザー治療は、シミの種類や肌状態に応じた適切な治療選択が重要です。

川崎たにぐち皮膚科では、丁寧な診察のもと、一人ひとりの状態に合わせた治療を提案しています。

シミが気になる方は、まずは当院へお気軽にご相談ください。

 

【川崎たにぐち皮膚科院長 :谷口 隆志 監修】

 

副作用・注意点

副作用

  • 痛み、赤みがでることがあります
  • 炎症後色素沈着(いわゆる日焼け)
  • 水ぶくれや傷
  • シミの残存(複数回の治療が必要となることもあります)

注意点

治療を受けられない方

  • 妊娠している方や妊娠している可能性のある方
  • 日焼けをしている方(日焼けをしているとレーザーが皮膚表面のメラニンに吸収されてしまい副作用が出やすいので、日焼けが落ち着くまで照射はお待ちいただくことになります)
  • 皮膚に強い炎症や湿疹がおきている方(炎症後色素沈着の副作用が起きやすい状態になっていますので、症状が治まるまでレーザー照射は延期します)

 

【参考文献】

[1] Chandrashekar, B. S., Shenoy, C., & Madura, C. (2019).Complications of laser and light-based devices therapy in patients with skin of color.Indian Journal of Dermatology, Venereology and Leprology, 85, 24–31.
https://ijdvl.com/complications-of-laser-and-light-based-devices-therapy-in-patients-with-skin-of-color/

[2] Prohaska, J., et al. (2023). Laser Complications. StatPearls [Internet].
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK532248/