キュアジェットは空気圧で薬剤を噴射するため、従来の注入治療のように針を使わない施術です。

そのため、皮膚へのダメージが少なく、ダウンタイムが軽いのが特徴です。

しかし、治療目的(美肌目的か、ニキビ跡治療目的か)によって出力設定が異なるため、術後の経過には差があります。

この記事では、安心して治療を受けていただけるよう、皮膚科医の視点からダウンタイムの経過と、効果を高めるためのケア方法について解説します。

 

谷口 隆志(たにぐち たかし)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

2007年に東京大学を卒業後、東京大学医学部附属病院を中心に総合病院やクリニックで一般皮膚科、小児皮膚科、皮膚外科手術、アレルギー、美容皮膚科領域の診療を行ってきました。その経験・知識を活かし、幅広い医療機器を備えて、様々な皮膚のトラブルの助けになれるよう取り組んで参ります。

 

キュアジェットのダウンタイムはどのくらい?出やすい症状は?

キュアジェットの使い方で、ダウンタイムの症状は変わります。ここでは、ダウンタイムで出やすい症状について解説します。

美肌・育毛・肌質改善の場合

肌質改善を目的に広範囲に照射する場合に出やすいダウンタイムの症状は、全体的な赤みやヒリヒリ感、施術箇所の軽い膨らみ(蚊に刺されたような一過性のむくみ)です。

これらの症状は、当日中に落ち着くことがほとんどで、翌日以降は素肌でも赤みが目立たない程度に回復します。

翌日からはメイクをすれば完全にカバーできるため、日常生活への影響は最小限です。

ニキビ跡・傷跡・深いシワの場合

ニキビ跡や傷跡、深いシワは、皮膚の奥で組織が硬く癒着している状態です。そのため、表面だけを刺激する施術では、十分な変化が出にくいことがあります。

このようなケースでは、皮膚の奥にある瘢痕(はんこん)組織を断ち切るために強く打つため、点状出血(赤い点々)や内出血、薄いかさぶたが生じます。

直後は赤い点状の跡が目立ちますが、翌日〜3日目にかけて茶色っぽく変化し、薄いかさぶたになります。

これらの症状はメイクで隠せますが、至近距離では少し分かるといった状態です。約1週間でかさぶたが自然に剥がれ、ツルッとした肌になります。

洗顔・メイク・仕事復帰はいつから可能?

ここでは、施術後、洗顔・メイク・仕事復帰はいつから可能か、具体的に解説します。

洗顔・スキンケア再開の目安

施術部位以外は、当日から通常通りのスキンケアが可能です。

施術部位に関しては、肌を安静にするため翌日から再開してください。洗顔時にゴシゴシ洗うのは厳禁です。

洗顔料をしっかり泡立て、手で肌をこすらないように優しく洗います。使用する化粧品は、アルコールやスクラブ入りなど刺激の強いものは避け、鎮静・保湿効果の高いものを選んでください。

メイクはいつからOK?

施術部位以外は、直後からメイク可能です。施術部位は、炎症を抑えて肌の回復を優先するため、翌日からにしましょう。

翌日以降であれば、ファンデーションやコンシーラーの使用が可能です。強く打った場合の赤みや点状出血も、メイクでカバーできる程度であることが大半なので、仕事を休むなどの日常生活への支障は少ない治療です。

仕事・外出への影響

ほくろ除去やレーザー治療のように、施術後にテープやガーゼを貼る必要はありません。

口周りの治療であれば、直後からマスクをしてそのまま仕事に戻ることも可能です。

ダウンタイム中にマスクを外しても「少し肌荒れしているかな?」程度の見た目で済むことが多く、美容医療を受けたと周囲に気づかれにくいのがメリットです。

ダウンタイムを長引かせないための注意点

ダウンタイムを長引かせないためには、生活するうえで、注意すべきことがあります。

施術当日の過ごし方

施術当日は、入浴(シャワーは可)、サウナ、激しい運動、飲酒などの血行を促進する行為は避けて、安静に過ごしてください。

体温が上がり血流が良くなると、赤みやむくみ、点状出血が長引く原因になります。

避けたほうがよい行動

洗顔時やマッサージなどで肌を強くこするのは避けましょう。

また、治療後の肌はバリア機能が一時的に下がっており、紫外線ダメージを受けやすい状態です。UVケアを怠ると色素沈着のリスクになるため、日焼け止めを塗るなどの日焼け対策を徹底しましょう。

異常を感じたときの対応

キュアジェットのダウンタイム症状は軽いことが多いですが、まれに強い痛み、熱感、膿などの症状が見られる場合があります。

経過には個人差があるため、自己判断は禁物です。異常や不安を感じた場合は、速やかにクリニックへ相談・受診してください。

他の肌治療と比べてダウンタイムは短い?

キュアジェットは熱傷なし・針穴なしのため、他の治療に比べて皮膚の回復が早いのが特徴です。

他の治療との比較は以下の通りです。

【キュアジェットと他の肌治療のダウンタイムの比較】

施術方法

キュアジェット

ダーマペン/ポテンツァ(針あり)

フラクショナルレーザー

症状

赤み・むくみ・点状の内出血など

点状出血・赤み・ヒリつきなど

かさぶたなど

期間

数時間〜数日間

数日〜1週間

1週間

特に出血や痛みが苦手な方や、長期間の休みが取れない方に適しています。

副作用・注意点

想定される副作用には、内出血、赤み、むくみ、色素沈着、ごくまれに硬結(しこり)などがあげられます。

また、妊娠中の方、てんかん・高血圧・糖尿病などの持病がある方、抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方、出血傾向のある方、麻酔アレルギーがある方は治療を受けられない場合があります。

詳細は医師にご相談ください。

たにぐち皮膚科のキュアジェット治療の特徴

当院では日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が、一人ひとりの肌状態(皮膚の厚みや瘢痕の硬さ)を正確に見極めます。

その診断に基づき、薬剤を届ける深さ・強さを適切に調整して、安全かつ効果的な治療を提供します。

万が一肌トラブルが起きた際も、皮膚科として迅速に対応可能な体制を整えているクリニックです。

料金

キュアジェット治療は、自由診療です。

薬液は、コラーゲン生成を強力に促すジュベルックのみを使っています。

治療内容

費用(税込)

コンタクトモード(ニキビ跡などの皮膚の凹み治療)

2cmx2cmのまとまった範囲もしくは5箇所までに接触照射

33,000円

トーニングモード(肌質や毛穴の改善)

全顔中空照射

55,000円

コンタクトモード+トーニングモード

両頬のニキビ跡に接触照射+全顔中空照射

132,000円

よくある質問

Q1.痛みはありますか? 

針は使いませんが、「パチッ」と輪ゴムで弾かれたような感覚があります。

痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では痛みを最小限に抑えるため、麻酔クリームを使用してから施術しますのでご安心ください。

Q2.1回で効果はありますか?

肌のハリやツヤなどの肌質改善は、1回でも効果を実感しやすいです。 

深いニキビ跡(クレーター)やシワの治療は、新しいコラーゲンの生成を促して組織を再構築する必要があるため、複数回の継続治療を推奨しています。

ダウンタイムの短いキュアジェットで治療したい方は、川崎駅前たにぐち皮膚科へ

キュアジェットのダウンタイムは目的とする効果によって、症状や期間が異なります。

肌質改善の場合には、軽くて短いですが、傷跡治療する場合には、点状出血やかさぶたといった症状が1週間程度残ります。

当院では、皮膚科専門医が一人ひとりの肌状態(皮膚の厚みや瘢痕の硬さ)を正確に見極めることが可能です。あなたの肌悩みに寄り添い、適切な治療プランをご提案いたします。

まずはカウンセリングにて、現在の肌状態をお見せください。

 

川崎たにぐち皮膚科院長 :谷口 隆志 監修

 

<キュアジェットについて>

・未承認医薬品等
キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。

・入手経路等
バズバイオメディック社から個人輸入しています。

・国内の承認医薬品などの有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。

・諸外国における安全性等に関する情報
韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。