キュアジェットに興味はあるものの「気になるニキビ跡がどの程度変化するの?」「経過を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、キュアジェットの症例でみられやすい変化や施術後の経過、必要な回数の目安、ほかの治療との違いを詳しく解説します。
症例を見る際のポイントも紹介するので、治療を検討する際の参考にしてみてください。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
2007年に東京大学を卒業後、東京大学医学部附属病院を中心に総合病院やクリニックで一般皮膚科、小児皮膚科、皮膚外科手術、アレルギー、美容皮膚科領域の診療を行ってきました。その経験・知識を活かし、幅広い医療機器を備えて、様々な皮膚のトラブルの助けになれるよう取り組んで参ります。
キュアジェットの症例を見る前に知っておきたいこと

キュアジェットは、針を使わずジェットの力で薬剤を皮膚に届ける治療です。症例写真を見る際は変化の大きさだけで判断せず、次の点を確認しましょう。
- 治療前のニキビ跡や毛穴の状態
- 施術回数
- 撮影条件
- 治療からの経過期間
- リスク・副作用の有無
肌質や凹みの深さによって変化の出方には個人差があるため、自分に合う治療かどうかは医師に相談することが大切です。
キュアジェットの症例で見られやすい変化

キュアジェットの症例でみられやすい変化は、主に次の4つです。
- ニキビ跡・クレーターの凹みの変化
- 毛穴の開き・肌質の変化
- 小じわ・ハリ感の変化
- 傷跡や凹みの改善
針を使わずポリ乳酸系薬剤を皮膚に届ける治療では、萎縮性ニキビ瘢痕への応用が報告されました。[1]
キュアジェットの症例でも、ニキビ跡やクレーターの影が浅く見えたり、肌表面の凹凸やざらつき、質感に変化がみられたりすることがあります。
また、肌状態や薬剤、傷跡の深さなどによって個人差はありますが、小じわやハリ感、傷跡への変化も期待できます。
症例
1回目 before

2回目 施術後

施術内容 | キュアジェットコンタクトモード+トーニング |
施術回数 | 施術は1回、施術後は施術から約1カ月半経過した様子 |
費用 | 132,000円(税込) |
副作用・リスク | ・内出血 ・赤み ・むくみ ・色素沈着 ・ごくまれに硬結など |
キュアジェットの施術後の経過

キュアジェット施術後は、次のような経過をたどります。
- 施術直後|赤み・むくみ・点状の内出血が出ることがある
- 翌日〜数日後|赤みが落ち着き始める時期
- 1週間〜1か月後|肌のなめらかさや質感の変化を確認
- 数か月後|複数回治療で変化を積み重ねる
キュアジェットの施術直後は、赤みやむくみ、点状の内出血が出ることがありますが、多くは翌日から数日かけて落ち着きます。1週間〜1か月ほど経つと、肌のなめらかさや質感の変化を確認しやすくなります。
ジュベルックにも含まれるPDLLAという成分を、針を使わないマイクロジェット機器で皮膚に届けた研究では、軽度の一時的な副反応や、12週・22週時点での萎縮性瘢痕・肌質の変化が報告されています。[2]
キュアジェットで効果を感じやすい人・感じにくい人

キュアジェットで変化を感じやすい人と、感じにくい人の特徴を表にまとめました。
効果を感じやすい人 | 効果を感じにくい人 |
・浅めのニキビ跡や毛穴の開きが気になる ・肌質やハリ感の変化を少しずつ確認したい ・複数回の治療を前提に考えている | ・深いクレーターや強い癒着を伴うニキビ跡がある ・1回の施術で大きな変化を期待している |
深いクレーターや癒着を伴うニキビ跡の場合、キュアジェット単独では変化を感じにくい場合があります。肌状態によっては、サブシジョンやポテンツァなど、ほかの治療との併用を検討することもあります。
ポテンツァについて詳しく知りたい方は「ポテンツァ」もあわせてご覧ください。
キュアジェットで使用する薬剤

川崎たにぐち皮膚科では、キュアジェット治療にジュベルックを使用しています。
ジュベルックは肌のハリや質感、ニキビ跡の凹みなどへの変化を目的に用いられる薬剤です。
主成分のPDLLAは、時間をかけてコラーゲン生成を促す働きが期待されるため、変化は少しずつ現れます。
使用する薬剤によって期待できる変化は異なるため、肌状態や悩みに合わせて、医師が治療方針を判断します。
キュアジェットとほかのニキビ跡・毛穴治療の違いを比較

キュアジェットは針を使わず、ジェットの力で薬剤を皮膚に届ける治療で、ほかの治療とは皮膚へのアプローチや薬剤の届け方が異なります。
ここでは、キュアジェットとほかのニキビ跡・毛穴治療の違いをまとめました。
治療 | キュアジェットとの違い |
ポテンツァ | 針と高周波RFを組み合わせて治療する |
ダーマペン | 極細針で肌に微細な穴を開ける |
サブシジョン | 針で皮下の癒着を剥がす |
トライフィルプロ | CO2ガスによる剥離と薬剤注入を組み合わせる |
針を使う治療に抵抗がある方やダウンタイムが気になる方は、キュアジェットが選択肢になる場合があります。
川崎たにぐち皮膚科のキュアジェット治療の特徴

川崎たにぐち皮膚科では、施術前に医師が肌状態やニキビ跡の種類を確認し、お悩みや希望を伺った上で治療方針を提案しています。
ニキビ跡や毛穴の状態に応じて、ジュベルックを用いたキュアジェット治療や、ほかの治療との組み合わせを検討できる点も特徴です。
当院のキュアジェット治療について詳しく知りたい方は「キュアジェット – 美容皮膚科」もあわせてご覧ください。
キュアジェット治療の料金
キュアジェットは公的保険が適用されない自由診療です。
治療内容 | 料金(税込) |
コンタクトモード(ニキビ跡などの皮膚の凹み治療) 2cmx2cmのまとまった範囲もしくは5か所までに接触照射 | 33,000円 |
トーニングモード(肌質や毛穴の改善) 全顔中空照射 | 55,000円 |
コンタクトモード+トーニングモード 両頬のニキビ跡に接触照射+全顔中空照射 | 132,000円 |
キュアジェットに関するよくある質問

Q. キュアジェットは何回くらい受ければいいですか?
回数はニキビ跡や毛穴の状態、治療目的によって異なります。
1回で変化を感じる方もいますが、浅めのローリング型やボックスカー型などのニキビ跡の場合、3〜5回以上の治療が必要になる場合があります。
Q. キュアジェットを受けた後はどうなりますか?
施術後は赤みやむくみ、点状の内出血が出ることがあります。
個人差はありますが、数日かけて落ち着くことがほとんどです。
キュアジェットでニキビ跡治療を考えている方は、川崎たにぐち皮膚科へ

キュアジェットはニキビ跡や毛穴、肌質の変化をめざす治療です。
ただし、症例の変化には個人差があり、適した治療法はニキビ跡の深さや肌状態によって異なります。
川崎たにぐち皮膚科では、医師が肌状態を確認した上で治療方針をご提案しています。ニキビ跡でお悩みの方は、まずはご相談ください。
キュアジェットについて
- 未承認医薬品等
キュアジェットは、医薬品医療機器等法上において国内で承認されていません。 - 入手経路等
バズバイオメディック社から個人輸入しています。 - 国内の承認医薬品などの有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている国内承認医療機器はありません。 - 諸外国における安全性等に関する情報
韓国KFDAの承認を受けており、注射式シリンジ/液状の薬液を磁力やバネで噴霧し、皮膚に通して注入する装置として安全性が認められています。
【参考文献】
[1] Rho, N.-K., Kim, H.-J., Kim, H.-S., & Lee, W. (2024). Needle-Free Jet Injection of Poly-(Lactic Acid) for Atrophic Acne Scars: Literature Review and Report of Clinical Cases. Journal of Clinical Medicine, 13(2), 440.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38256575/
[2] Seo, S. B., et al. (2024). Poly-d,l-lactic acid-enhanced atrophic scar treatment via transdermal microjet drug delivery in Asians. Skin Research and Technology.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38899803/

